Ⅲ. 7年連続上位50%に入っているクラブ割合
リーグに参加するチームの数に対し、全体の何パーセントのチームが7年連続で上位50%に入っているのかを確かめ、ランキング化したもの。
仮にリーグ内のチーム数が奇数であった場合、1つ繰り上げた数を半分とみなす(15チーム制の場合は8チームを上位半分とみなす)。
先程のランキングの20%が50%になったランキングである。
7シーズン連続で上位半分に入っていれば、中堅クラブより上の格付けのクラブという扱いになるであろう。
ではランキングに移ろう。今回は10位から発表をしていく。
7年連続上位50%に入っているクラブ割合
10位 28.57%(4チーム/14~16チーム制)
🇹🇳チュニジア・リーグ(チュニジア)
6位 30.00%(3チーム/10~12チーム制)
🇵🇾プリメーラ・ディビシオン(パラグアイ)
6位 30.00%(3チーム/10チーム制)
🇳🇮リーガ・プリメーラ・デ・ニカラグア(ニカラグア)
🇭🇳リーガ・ナシオナル・デ・フトボル・プロフェシオナル・デ・ホンジュラス(ホンジュラス)
🇪🇪メスタリリーガ(エストニア)
4位参考 33.33%(2チーム/6~11チーム制)
🇭🇰香港プレミアリーグ(香港)
これもチーム数の変動が激しすぎるため、あくまで参考扱い。
6チームとなっているシーズンはコロナ禍の影響がまだ色濃く響いていたころに開かれたもの。規模の縮小を余儀なくされたために、苦肉の策で6チームの大会にしたのだろう。日本とかも観客の入場制限を設けて歓声禁止とかやっていたし、欧州も歓声禁止はしてなかったが厳しい入場制限はしていた。思い返すとなんというか、息苦しい時代だったなあと感じる。
4位 33.33%(4チーム/12チーム制)
NIFLプレミアシップは1890年から始まっているめっちゃ歴史のあるリーグ。
中でもリン・フィールドはとりわけ歴史があり強豪として長く君臨をしてきている。
優勝回数56回を誇り、2022年には国内のトップディビションで最多優勝をしたクラブとしてギネスに認定されている。
ただ今回ランキング4位となっているのは7シーズン連続で上位50%に入っているクラブの割合。12チームの内4チームが上位半分で安定しているとのことなので、この4チームの中に入っているリン・フィールド以外の3つクラブが優勝の対抗馬となっているという勢力図なのだろう。
3位 35.00%(7チーム/20チーム制)
🇮🇹セリエA(イタリア)
一昔前まではユベントスがやたらと強いリーグであったが、今は割と群雄割拠している状態である。
この安定して上位半分に入っているクラブの内のどこにも優勝の芽はあったりなかったりするだろう。
一応にわかの私の知識でも「ユベントス」「ラツィオ」「ACミラン」「ASローマ」「インテル」「ナポリ」・・・、は知っている。
この6チームは中々イタリアでも歴史があり、名の通ったクラブであろう。当然上位半分で安定している。あと1チームは「アタランタ」である。あまり規模の大きくないクラブのはずだが、かなり健闘している印象だ。
2位参考 37.50%(3チーム/8~15チーム制)
🇰🇼クウェート・プレミアリーグ(クウェート)
8~15チーム制と変動激しいリーグであるため、参考扱い。
参考扱いにはしてるけど、別にランキングから外すとかそういうことはしない。
2位に位置しているけど、ちょっと物言いのついているような2位だよ。みたいな順位についている参考はそんな扱いであります。
さて、参考について必要以上に説明してしまったが、まず前提としての話から始めないといけないかもしれない。
そもそもクウェートがどこにあるか皆さまはご存知だろうか。
場所は西アジアに位置しており、人口は約400万人の小国。隣国にイラクとサウジアラビアのある、いわば中東の国家である。
この国も中東の例に漏れず、石油産業で割とウハウハしている国家となっている。人口の60%が外国籍の労働者が占めるというなかなか興味深い国家であるが、あくまでもここではサッカーに関することを伝えていきたいと思う。
だが、もうだいぶ文字数を稼いでしまった。これ以上書くとここだけすごい文字数となってしまう。
まあ、ネタバレにはなるがクウェートのサッカーに関することは、他のランキングでもトップ5以内に食い込んでくるのでそのときに説明しようと思う。
1位 40.00%(4チーム/10チーム)
🇭🇷クロアチアフットボールリーグ(クロアチア)
堂々の1位と言って良いだろう。10チーム制のリーグで4つのチームが7年連続で上位5位以内入るのだからちょっと驚きである。普通は少し調子の落ちるチームが1つ、2つくらいは出てくるものだが…。
とはいえど、実は4位の北アイルランドと勢力図は結構似ている。
1チームとりわけ強いのがいて、これが頻繁に優勝するけれども、他の対抗馬も時折優勝する。みたいな勢力図である。
だが、このリーグは北アイルランド比べて、その強い1チームがより国内において絶対的な存在となっているのである。そのチームの名をディナモ・ザグレブという。
このクラブは05/06シーズンからリーグ11連覇を果たし、その翌シーズンは他のクラブに優勝を譲るがそこからさらに6連覇をしており、それは更新中である。
つまり1強3中6弱みたいな勢力図となっているのである。